弊社のLED用電源を担当してくれている高橋社長が打ち合わせに来てくれたのですが、作業机の上の特殊サーキュレーターのコントローラーを見つけて、問題あるなあ、の一言。
ん?
室内の壁付けのコントローラー。
高熱を発するDC-DCコンバーターにコードが接触しています。
高橋さんが工場に持ち帰って熱試験をしてくれたところ、連続運転したら、DC-DCコンバーターが70℃を超えたとのこと。でも電線の耐熱温度は65℃らしいです。
製造メーカーに問い合わせたら、今まで出荷したコントローラーで事故を起こしたことはないので、大丈夫。だそうだ。念のため、耐熱温度120℃の電線に交換するとのこと。
耐熱温度が120℃だろうが、長年温度をかけると電線は細くなり最終的には燃える危険性が残ります。
こんな、危ない電源をそのままにしておいたら大変です。
高橋さんにお願いして、安全な電源を作ってもらうことにしました。
専用設計。ようやく出来てきたので、交換作業を行いました。
1)危ないコントローラー
狭い空間に高熱を発するDC-DCコンバーターを押し込んでいるので、コードにヒートシンクがどうやってもぶつかってしまいます。
問題はそれだけなく、ダイオードをDC-DCコンバーターのヒートシンクに取り付けてあります。これではダイオードは放熱ではなく加熱されてしまうので、寿命が極端に短くなります。
DC-DCコンバーターの取り付け方向も違いました。これでは3AのDC-DCコンバーターでも、2A乗せると壊れる恐れがあり、返品することになりました。
2)コーティングされていない電源本体とコントローラー
こっちの電源は大丈夫だと思っていましたが、こちらも問題がありました。
浴室の近くの湿度の高い天井裏に設置する電源とコントローラーなのに、防湿コートがされていません。埃がたまったところにショートしたら、ボヤになります。
早く気付けてよかったです。
惨事が発生する前電源の交換を行えて本当によかったです。
次回は10月末に向井チームが現場入りし、冬季の制御設定を行います。
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