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スチームトラップとは？

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スチームトラップとは？

スチームトラップとは？ボイラーで作られた蒸気（飽和蒸気）は、プロセス（蒸気利用機器）で熱交換を行うと、蒸気は潜熱を奪われ凝縮水になります。また、蒸気配管内でも、外気等で冷やされ凝縮水が発生します。この凝縮水をプロセスや配管内にたまらないように、速やかに排出するための装置が、スチームトラップ。求められる機能・凝縮水の排出・できる限り蒸気漏れを起こさない。

スチームトラップの分類１．間欠式バケット式、ディスク式、バイメタル式、フリーフロート式 ※フリーフロート式とは式機械式に一部連結式の要素を兼ね備えた方式　２．連続式オリフィス式ノズル式（スチームテック）
間欠式全般の長所と問題点長所連続式と比べ設定範囲であれば、凝縮水増減や圧力の変動に対しドレンを完全に排出する。ドレンを完全に排出する。問題点　構造上回避できない2種類の蒸気漏れが生じる。・トラップを開いて凝縮水を排出する際に必然的に起こしている蒸気漏れ。（蒸気がドレンを押し出す際に蒸気が一緒に吐出される。）・経年劣化により開閉部隙間が大きくなることによる蒸気漏れ。（金属摩耗による経年劣化）

連続式（オリフィス式）の長所と問題点長所・間欠式と同じ理由の上記漏れはない。問題点・凝縮水の増減や圧力の変動に対応できない。・オリフィスプレートの交換が難易で、最適な吐出量に調整するのが困難。・目詰まりによるプロセス停止の危険性。・フラッシュ上記により、孔が削り広がり、排出量が増大していく経年劣化。（腐食が広がることもある。）

ノズル式の長所と問題点の解決長所・間欠式と同じ理由の蒸気漏れはない。・簡単に適切なノズル径の設定が可能。・ノズル番手と相番のストレーナーを内蔵しているのでノズルの目詰まりは発生しない。・トンネル内のノズルの最小径部（中央部が細くなっている）のはフラッシュ蒸気により不都合が生じることはない。問題点・凝縮水の増減や圧力の変動に追随できない。・凝縮水が大きくなった時間帯での対応は下記の通り。１）最大ドレン排出時にノズルを大きめに設定する。多少大きなノズルでも間欠式よりはロスが少ない。２）システム化をして凝縮水最大時にバイパス経路から凝縮水を強制排出する。（STドレントラッピングシステム）

スチームトラップとは？（pdf）

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